「美人だろ、俺の娘。
●万でいいよ、どう?
」 酒臭い息を吐きながら笑うお父さんの後ろには知らないオジサンが立っていた――。
控え目に言っても私の家庭環境は最悪の最底辺だ。
無職の父親は毎日のように母を殴り、グレた弟は家出してもう半年帰って来ない。
腫れた顔で店に立つ母のスナックなんかじゃ客足は遠のくばかりで生活費もままならない。
なので足りない分はどうしてるのかというと、こうして私が知らないオジサンのチ●ポをしゃぶって賄っている。
「れいなちゃん可愛いね、いい子だね。
オジサンのこと好き?
」 私が‘好きだよ’と微笑み返すとオジサンたちはニヤケ顔でお小遣いをくれる。
精子を出すためにお金を払うこの人たちはホントにバカだしキモチ悪いけど、殴らないし優しくしてくれるし、あんな家に帰るよりはマシだと最近は思う…思うことにした。
お父さんは嫌い、逃げた弟も嫌い、見て見ぬフリする母さんも嫌い。
みんな嫌い。
いつかお金を貯めて家を出る。
二度と帰って来ない。
だから今日もオジサンたちを気持ちよくしてあげて沢山お小遣いをもらうんだ。
そのためだったら、いくらでも笑顔を作る。
ウソだってつきまくるんだ。
「ねぇ、●万円くれるならナマでシテいいよ。
オジサンだけ、特別…」 クズ過ぎる大人たちが少女の身体を蝕んでいく。
心だけは奪われまいと抗い続けた哀れな少女のおはなし。
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