「おはようございます。
また会いましたね」
茶髪をふわりと揺らしながら笑う隣人妻は、誰に対しても優しかった。
はじめは、そう思っていた。
「最近、帰り遅いんですか?
」
何気ない会話。
ただ、それだけのはずだった。
それなのに――
「この前も、そこで見かけましたよ?
」
「意外と目、合いますよね」
少しずつ距離が近くなる。
自然に話しかけられて、自然に笑いかけられて。
気づけば、その笑顔を探してしまうようになっていた。
「そんなに見つめられると、困っちゃいます」
冗談っぽく笑う声。
でも、その視線はどこか意味深で。
「優しいですね、あなたって」
そう言われるたびに、期待してしまう。
けれど――
「さっきも、別の人と楽しそうに話してましたね」
ふと見かけた姿に、胸の奥がざわつく。
誰にでも同じように笑う。
誰にでも近い。
「……どうしたんですか?
」
「変な顔してますよ?
」
試すように覗き込んでくる距離。
近いのに、届かない。
気づいた頃には、もう振り回されていた。
茶髪の隣人妻が見せる、曖昧で無防備な距離感。
優しさなのか、誘惑なのか――
その境界がわからなくなっていく時間を、お楽しみください。
2026/05/22
画像156枚
d_765729
javy.jp
本サイトは18歳以上の方のみご利用いただけます。
あなたは18歳以上ですか?