団地の夕暮れ。
エプロン姿でベランダに立つ妙子を、弘はいつものように見上げていた。
互いに年を重ねながらも、二人の間に流れる空気は静かで濃い。
茶をすすり、言葉を交わし、少しずつ距離を縮めていく夜。
やがて触れ合う体温。
急ぐことなく、確かめるように重なっていく心と身体。
若い恋とは違う。
焦らず、深く、静かに満ちていく関係。
75歳の妙子と60歳の弘。
成熟した二人が見つけた、温もりと命の物語。
2026/03/12
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javy.jp
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