’この学園には‘特殊カリキュラム’と呼ばれる授業がある。
――簡単に言えば、軽い暗示や自己催●を用いたメンタルトレーニング。
冗談半分で選択したその授業で、俺の相手になったのは同じクラスの綾瀬 結月(あやせ ゆづき)。
「じゃあ今から、私の声だけに集中して?
」
そう言って微笑んだ彼女の声が、やけに耳に残る。
「気づいたら…なんだか、隼人くんのことばかり考えちゃうかもね?
」
催●か、それともただの照れ隠しか。
境界線の曖昧なその言葉に、心が妙に騒いだ。
――もしかして本当にかかってるのは、俺の方なのかもしれない。
’
2026/01/03
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