はじめは、ほんの少しだけ怯えればいいと思った。
目を見て、低く静かに言えば、それで済むはずだった。
「お前の成績が上がらないのが悪いんだぞ。
」
彼女はまばたきをひとつして、黙って首をすくめた。
従順だった。
理由も、反論もない。
その姿に湧いたのは、安堵ではなく奇妙な興奮だった。
勉強を教えるふりをして、肩に指を添える。
震える反応に、怯えは簡単に手に入ると知った。
「……罰が必要だな。
」
囁けば、彼女はゆっくりと俯く。
机の上に揃えられた両手が、微かに震えていた。
「声を出すなよ。
お母さんに聞こえるだろ。
」
羞恥に染まるその様が、俺の理性を静かに壊していく――。
2025/05/01
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