■プロローグ
季節は春分。
男は宿の予約をしていた。
その宿は人里離れた田舎町……秘境と言っていいほどの山間にあった。
町の雪は殆どみかけなくなり、こんもり山となった雪だけが冬の名残を残していた。
毎月一回、季節を巡るこの町を訪れるのは男にとって生活の一部となっていた。
いつもの道、そしていつもの宿……入り口から宿に入るとそこに一人、女性が立っていた。
【紅花】
「おや……見ない顔だね。
あんた、この宿になんのようだい?
……予約?
ふぅーん、なるほど……旦那様ってワケか。
」
2019/06/29
8本 (約47分)+α
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javy.jp
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