「……初めての相手、わたしでよかったの?
四?だって、童貞さん、だったんでしょ?
」 破瓜の痛みで涙を浮かべた輝夜がからかう。
天城家の狂信を支える、美しい銀髪と透き通るほど白い肌と、今は潤んだ紅い瞳。
「……輝夜がいい」 ぶっきらぼうに、主君の一人娘の処女を奪った幼馴染が答える。
「俺が好きなのは、今も昔も、ずっと、輝夜だけなんだから」 ああ、これはずるい、さすがにずるい。
自分が言わせたとはいえ、心の奥底にまで響く告白を受け、輝夜の涙腺はさらに緩んだ。
わたしだって、そうよ。
昔から、ずっと、あなたしか見てなかった。
だから、こうして結ばれて、本当に幸せ。
たとえ、これからどんな運命が待っていても、わたしは、きっと、この幸せを忘れない。
時は戦国。
天城家にも滅亡の危機が……
2018/11/05
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