彼と出逢うまでの私は、ごくありきたりの女だった…。
闇色の眼をした彼と出逢い、闇色の官能をこの体に刻み込まれるまでは…。
その頃私は都心の美大の図書館で司書をしていた。
「ふーん、綺麗な髪だね。
君、僕の絵のモデルにならない?
」突然声をかけてきた巽郁也。
この美大に新任講師としてやって来た日本画家。
その少し酷薄な笑顔は一瞬で私の心臓を鷲掴みにした。
私は巽先生が忘れていった本を持ち帰ってしまった。
それは括られた女の絵だった。
乱れた和服姿や裸体や下着。
様々な女が括られている絵。
後ろ手に縛られたもの。
乳房をキリキリと縛り上げられたもの。
竹で括られ大きく足を広げられたもの。
この女達はなんだか喜んでいるような…。
2019/02/27
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javy.jp
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