「お兄ちゃん、正座」ガチリ、と教室の引き戸に鍵をかけながら、ひと言。
ああクソ……また妹・沙織の‘悪癖’が始まるよ……。
「――下、脱ぎ忘れてるけど?
」そんなふうに、沙織に止められてしまう。
「う……さ、さすがにここはマズイんじゃないか……?
ほら、昼休みだから廊下に人も通るだろうし……」「ふーん、そう。
だから?
」顎だけをクイッと動かして『脱げ』と促してくる。
……ダメだ、俺が思っているより機嫌が悪いのかもしれない。
「……わ、わかったよ……」「ほら、見ていてあげるから早く脱いで」
2014/09/13
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